平気なふりをして笑うことが 上手くなった 本当は痛かった 誰かに守られたかった 君の部屋の甘い 香りがまだあのセーターに残って 優しく触れる君の指が 誰かのものだとわかっていたのに 時よ止まれ ありきたりな 歌だろうとかまわないわ あなたへの想いを残したい さよならすら言えないなら ここでせめて吐き出させて 情けないけど救われたの そのぬくもりに あの駅に着くたびに君が 居るんじゃないかと 少しの怖さと期待で探してしまう もう君の香りが思い出せない 少し寂しいけどこれでいいの 愛おしい思い出のままで終わろうよ ねぇ、いつか こっそりあの日の話をしたりしてさ 笑い合いたいなあなたと さよならなんていらないね 変わらないよこれからも 大人になればなるほどわかる この世界はまるで曖昧で 理性と本能が天秤を揺らしている 幸せを測りながら ねぇ、いつか こっそりあの日の話をしたりしてさ 笑い合いたいなあなたと さよならなんていらないね 変わらないよこれからもずっと ありきたりな 歌だろうとかまわないわ あなたへの想いを残したい さよならすら言えないなら ここでせめて吐き出させて 鼻にかかった低い声 柔らかな髪 目元の笑い皺さえも 綺麗じゃないと隠したその大きな 手も愛しかけてしまったんだよ 忘れないけど忘れるから 何もなかったように手を振るから 君に会いたい