白い背景 目を細めて 暗褐色の街は機械の海へ 一人戦う者の眼光鋭く 低い声で過去をつぶやく 迫撃の音 明滅の中 耳を塞いで真っ白い月になり 断崖の道を足跡たどり雪月花 白梅の花が道しるべとなれば 機械の海を切り裂くもの 黒い背景白く染め上げ直す 孤独でも諦めぬその心の中 かすれた声で未来をさけぶ 雷鳴の鞭 混沌の渦 手の中にある勲章は新月 迫撃の音 明滅の中 抑制された情熱が月になる 断崖の道を足跡たどり雪月花 白梅の花が道しるべとなれば 群衆の中に差し出された手雪月花 白梅の花が静かに舞い上がる