春日影 君を誘う木陰 約束を指で結わく 戻らないって知ってるのに 右手の先 温度が残ってる 強がる癖も 沈黙さえも 全部 守りたかった証で ああ 後悔は何色? 見上げたら青が 胸を差す 「ねえ、愛してる」って言葉を 口にできるような 少しの勇気が欲しかった ゆびきりみたいに 触れる距離だったのにずっと 近いのに遠い魔法 もしも あの日踏み出せてたら もしも 心へ触れてたなら 不思議なんだ 離れるほどに 言葉が溢れていくよ まだ君に追いつきたくて ほどけたはずの指先が 僕の 今も背中を押してくれる まだ 消えない約束が 僕をここへ連れてきた ねぇ 名前さえ呼べずに 声にならなかった想いも 確かにここに残って 今も息をしているんだ 「愛してる」って言葉は 今日も胸でほどけない それでも歩いていける 君と過ごした春の先へ ゆびきりはもう痛みじゃなく 光になってここにある この先もずっと照らしてくれるんだ
