背中

歌詞

アラウンド30 気付けば片足突っ込んで 日に日に思う、 一年が年々加速するような感覚 一日が 倍の時間あれば〜とかつまらない 逃避行でも マシなくらい忙しない日々です それはきっとありがたいことだと 思う やり甲斐のある仕事、挑戦もできて 家に帰ればあったかいご飯がある 家庭を当たり前に守る男でありたい 手取り20万アベレージ、 手放しで贅沢は出来ない 現実はちゃんと甘くない これからの将来に不安がないと 言えば嘘になるけど せめて心配かけないよう 考えることを辞めない もっと幸せに、 自分がそうしてもらったように 何不自由ない暮らしを 作っていきたい 結婚して改めて父の強さを知る 背丈は追い越しても背中を 追いかけている そしていつか自分も父なる 思い描く姿でそこにありたい 受け取った愛情を噛み締めるように 抱きしめるように温もりを 忘れないように 父から子へそしてまたその子らへ 途切れぬように伝えていきたい 人は必ず死んでしまう からこそその 一生はかけがえのないもので 僕たちは愛されて生まれて 来たってことを ちゃんと 忘れないようにしていきたい 階段を登る足音を聞けば それが誰かわかるような、 ホッとする感覚 ただいま、おかえり、ありがとう、 いただきます、 ごちそうさま、おやすみ、 おはよう、いってきます、 いってらっしゃい、 繰り返す日常が遠い記憶の中で 聴こえる 思い出す度、 振り返る 度に色褪せない風景がそこにある まるで、 それが当たり前であるように こまったときに力貸してくれたこと きっと自分が 知らないところでもっと 助けてくれていたんだって思う 暮らしも変わって、環境も変わって 顔を合わせる機会もどんどん 減っていく それでも変わらないものが 確かにあること 全部全部、その背中から学んだ事 受け取った愛情を噛み締めるように 抱きしめるように温もりを 忘れないように 父から子へそしてまたその子らへ 途切れぬように伝えていきたい 人は必ず死んでしまう からこそその 一生はかけがえのないもので 僕たちは祝福されて生まれて 来たってことを ちゃんと忘れないように 振り返る人生はまだまだ折り 返しすら見えてないほどの時間で それですらこれだけたくさんのもの に出会えていることは奇跡だと 言っていいと思う アラウンド30もう、なのか、まだ、 なのか たったそれだけで未来は 変わってくる どんな男が一番 カッコいいかはその背中を見て 知っているはずだから