何でもない日々のこと ろくでもないことばっか 空模様は雨降りのよう 何でもない日々のこと 駆け抜けてく少年の その目に映る景色はきっと 誰も知らない世界 独りよがりな世界だ 始まりはいつだってそこに 帰り道のバス停で 雨が止むのを待っている 過ぎてゆく人並みが少し侘しい 夜が過ぎ去ってゆく この惑星の暮らしは 止め処なく流れるように ふたりの旅は続いてくずっと 街は繋がっていく 波は広がっていくんだ 次のバスに乗ってそこへ 何気ない日常が 重なり合って離れてく すれ違いに見た犬は 鼻を鳴らし風を切って 帰り道のバス停で 雨が止むのを待っていた 雨上がりに見た月が少し眩しい 風が吹き抜けてゆく