しまった 気づいたら消えかけていた 心と言葉が離れ始めてた 夢から覚めたような夜風なんだ スカートの裾が踊るように靡く 透明だった わたしにさよなら 現れた瞬間 誰かに指さされても 恥ずかしいひとりごと 月だけが聞いている 「明日はきっと諦めない」 空っぽだった体が どこかで叫んでるんだ 思い出せ 世界はまだ鮮やかだ 眺めていたら日々は映画のようだ 瞬きする間に飛び去ってしまう さめざめしてるような暇はないな 好きな人たちと踊るように生きたい 愛想笑いした 昨日にさよなら 本当の声が 誰かを抱きしめるなら はぐれそうな本音ごと 認めて笑いたい 向かい風強くなるけれど きみの声は今でも 遠くの灯台みたいに わたしの 夜を暖めているよ 長く伸びてく影の先まで どこまでもゆけたら 恥ずかしいひとりごと 月だけが聞いている 「明日はきっと諦めない」 空っぽだった体が もう一度叫ぶんだ 思い出せ 世界はまだ鮮やかだ 鮮やかだ