昨晩 眠れずに失望と戦った 君が悲しく見える 街が悲しいから 昨晩 一晩中 欲望と戦った 君を包むもの全てが 僕を壊すから すり変ってゆく 現実との はざまに描いた夢が 愛を傷つける 暮しはただ 街明りに照らされ 何を信じるの どこへ向かうの 僕の手も握らずに 消えるのは何故 誰も手をさしのべず 何かにおびえるなら 自由 平和 そして 愛を何で示すのか だから 一晩中 絶望と戦った 僕はただ 清らかな 愛を信じている 目をつぶってみる 涙がほら 渇くまでの間に 忘れられるさ 破れた約束の前で 人はいつも 偽りつづける だけど 君を もう欲望の果てにただ 奪われたくはない 君を守りたい 悲しみこぼれぬよう あわれみが 今希望の内に生まれるよう もし君が 暗闇に光を求めるなら ごらん 僕を太陽の 破片が頬をつたう 昨晩 眠れずに 昨晩 眠れずに