1年 2年と3年が過ぎて 本日、校舎は静寂に満ちた 仰げば尊し 体育館に響く 言葉と生徒の今が重なる 正門から行儀良く並んだ 緑薫るのっぽなアーチ 泣かないで先生 背中が震えてる 桜 舞い上がる時 新入生に微笑むだろう 種から蕾の過去に水をやって 花咲く未来を心で見守る 地上から根っこは埋まって見えない それでも確かに貴方の一部だ 枝分かれたそれぞれの行き先 いっせーのーせはここまで 泣かないで先生 「起立。」の声が震えてる 視線を外した後 涙の理由をそのせいにした 泣かないで先生 背中が震えてる 桜 舞い上がる時 新入生に微笑むだろう 泣かないで先生 背中が震えてる 桜 舞い上がる時 新入生に微笑むだろう 泣かないで先生