ああ死にそうだ 僕等の街に雪はこんこんと 落ちた 溶けた 消えた 僕の心に沈んだ ああ神様はこんな泣き虫の僕をきっと笑うだろう 宇宙の果ての城にあの娘はとらわれたまま クリスマス・イヴまでにあの娘に告白できるかなあ この命とひきかえに こんなに素晴らしい世界を贈ろう ああ凍りついた僕の指は死んだ爺ちゃんの指と同じ色だ 頬ぱるつららはしょっぱくて ああお星様はこんなちっぽけな僕をきっと笑うだろう 世界が眠る夜には僕は長靴を履いて飛び出した クリズマス・イヴまでにあの娘に告白できるかなあ この命とひきかえに こんなに素晴らしいせ界を贈ろう 兎も 猫も ヘビも 蛙も 天使も 高層ビルも 羊飼いも ストラドレーターも 恋人たちも 星座も みんなみんな眠ってしまった。 メィテル、メイテル、さよならなんだね、メイテル。 あなたが僕に言ってくれた言葉 きっと忘れないでしょう。 「貴方はきっと幸せになれるわ、 だって私を幸せにさせてくれたもの。」 クリスマス・イヴまでにあの娘に告白できるかなあ この命とひきかえに こんなに素晴らしい世界を贈ろう クリスマス・イヴの日はあの娘が隣りに居てくれたらなあ この声とひきかえに こんなに美しい夜を届けよう メリークリスマス