冷えたベンチの 隅と隅で スネた君は 背中向けて 吐息 両手に集めながら 白いマフラーに隠れて ”ごめんね”の目で僕を 見ては また隠れて <♪> 風が 枯れ葉 君の肩に 時がイタズラにゆるんで はらう 指ぶつかれば また 笑顔 マフラーに隠れて 強がりは もういいよ 僕のそばにおいで <♪> かじかんだ君の手の平 今日も やわらかくて 僕の手の中で ギュッと 愛を確かめてた … 「時が止まればいいのに‥」と 君が 別れ際 泣いたから 僕は時計の竜頭(りゅうず)引いて 時を止めて君を抱いた いつのときも いつまでも 君のそばにいるよ マフラーほどいて ほら 僕のそばにおいで