君 美わしのかんばせを わが枕辺に 近づけて 熱きくちびる 重ねよや 時うつろいて 過ぎぬ間に 花くれないに 燃ゆるとき 今 ひたすらの 愛の中…… 今 ひたすらの 愛の中…… 君 かぐわしの黒髪を わが肩先に ふるわせて 熱き吐息に 酔いしれよ 胸の炎の 消えぬ間に 花咲きほこる 束の間に 今 ひたすらの 愛の中…… 今 ひたすらの 愛の中…… 君 やわらかき その胸を うすくれないに 染めながら あいのうねりに 呑まれよや 熱きやわ肌 冷めぬ間に 花色あせて 枯れるなら 今 ひたすらの 愛の中…… 今 ひたすらの 愛の中……