あの夜 橋の上から二人で背伸びをして見た花火 写真に撮ったけれど 少しもきれいじゃなかったね 不思議だった 心の中だけにしか 刻めない美しさがあるね ひとつづつ ひとつづつ 二人だけで わけ合える 風景を心のポケットに 集めてゆけたら どこまでも どこまでも 広がる あの花火のように フレームにいれたりしないで あなたを見ていたい 川辺にねころんで あなたが買ってきた シャボン玉 風にはなす 両手をのばしたら そっと音もたてずにはじけた ひとつづつ ひとつづつ 二人だけで わけ合える 優しさと心のルールを みつけてゆけたら いつまでも いつまでも 風にまう シャボン玉を こわさずに そっと見守るように あなたを 想っていたい ひとつづつ ひとつづつ 二人だけで わけ合える 風景を心のポケットに 集めてゆけたら どこまでも どこまでも 広がる あの花火のように フレームにいれたりしないで あなたを見ていたい いつまでも いつまでも たとえどんなことがあっても 忘れないで 私は あなたに出会えて よかった