地上に残した愛しい人に また逢うため 天の罰を受けて 鳥に変わり君の元へ いつも天に届いた君の歌声が ある日 消えた その理由(わけ)を知るため 鳥になって やっと君に逢えたけれど 君は 記憶すべて失っていた 君は僕と分からず ただ話しかける 翼の傷 あの日 君が癒した ふたりの大事な思い出 記憶 戻すことで 神の呪縛は溶けてゆく 天使になり 君と詠う 永遠(とわ)に 紡ぐ詠(うた)を 夢を語る言葉 忘れた君の傍 元気出せと 空を飛んでみせる 君は僕と分からず ただ天を仰ぐ 今度は僕が 君のため 歌うよ 失せた記憶 戻すために たとえ君が 今のままでいたとしても 僕は命続く限り詠う 愛を紡ぐ詩を 月日は過ぎ 君は老いて ひとりだけで眠りにつく 力尽きた翼で 僕は君の墓に降りる やがて僕の命 終わり迎え やっと君に出逢えた 君は僕を見つけ泣いた すべて想い出して もう一度君と詠う 永遠に紡ぐ詩を 詩を