揺れる身体 ふたり 通り抜けるラブソング 薄暗い部屋 月明かり漏れるカーテン 生ぬるい温度に包まれ きみのチョイスで流れる 甘ったるいリリック 誰のもの?きみのもの? 無邪気な横顔を 見つめては飲んだ缶ビール いつもより苦かった 忘れられないなんて思うのは お門違いね わかってる それがきみなんだよ わたしの知らない誰かで出来た きみが 愛おしいよ 苦しいよ 交わす言葉 ふたり まるで映画のワンシーン 嗅ぎ慣れた匂い 身に纏うきみは綺麗で そのまま消えてくように 止まった時間動き出す いつもの口癖 誰のもの?きみのもの? 他愛もない話 重ねては笑っちゃうほど 夜に溶けていく 忘れられないなんて思うのは お門違いね見せないで 昔の黒い影も わたしの知らない誰かとの記憶 全部 消えちゃえよ でも愛しいの きみを 作りあげるもののうちの一つでも わたしの成分でありますように 残り続けますように いつか知らないまま誰かが それを愛してくれますように 忘れられないなんて思うのは お門違いね わかってる それがきみなんだよ 沢山の溢れそうないままでを ぎゅっと抱えてこっち見つめてる きみが 愛おしいよ 愛おしいよ