半分空気の時間帯 風の昧が冷たい 夕焼けがブレながら落ちていく音に かき消され君の声は ぜんぜん聞こえない 半分過ぎた今月 3分の1を通過した今日 女がざらついた時 女が猫づいた時 光った下くちびるふくらんで 顔近づけると巨大なたらちねのよう 知らん名前の でも昔習った星座 雲流れる夜 明日晴れそう いや化けそう 心ん中のうずまきに のみこまれそのまんま、 かまぼこになってしまいそうな その逆説的物言い 恥の記録 恥のアーカイヴス 恥の集合体 それを肴に一杯やったら 巨大なたらちねに抱かれて 今日はもう寝る 今日はもう寝る