Track by水中スピカ
風が土を持ち上げる 白河の呼吸がまだそこに あてもなく歩くと木と池の香り おもむきの中 命をどうつないでいくか 錆びついた窓の閃光 きしむ床時を刻む 若い木目馴染んでいく この街を歩いている おだやかな時の流れ 二寧の坂と時を過ごす 青葉と池のおりなす香り この街に見惚れている 大人になっていた 形どる少しずつ なにものか探りつつ 錆びついたこの身体 痛む時外へ行こう 静かな色光る川 この街を歩いている 錆びついた時が溶け 動き出す針と音 わずらいの感じない未来 その先をみつけ進め