何も言うなよ 今夜だけは ただ誰にも知られずに 居なくなりたい 夜に紛れて 一人きりで 懐かしい記憶の欠片も ここに置いてく ここに残れば こんな俺も 何にも追われる事なく 生きて行ける だけれど生きる意味を 失くしそうで それが何よりも怖いと お前も分かる筈だろ 重い足取り 振り返れない 街は遠くなる 吐く息 夜空に溶けてく 今夜 俺は旅立つ 星よ月よ照らすなよ 俺の背中を 今夜 夜に抱かれて 眠るお前の顔 見つめられたならよかった 風に吹かれて飛ばされてく 冷たい雨に打たれて寒さに震える 燃える太陽が照りつけても 月夜が俺の心まで優しく 包んでくれるから 忘れてもいい 失くしてもいい 俺の事など許さなくもていいから 今夜 孤独を抱いて 出ていく後ろ姿を見られたくはない 今夜 月が寄り添う 涙流すお前を優しく 包んでくれるから 今夜 俺は旅立つ 星よ月よ照らすなよ 俺の背中を 今夜 夜に抱かれて 眠るお前の顔 見つめてたい 今夜 俺は旅立つ 今夜 夜に抱かれて