いつもの部屋 いつもの太陽 いつもの光が 一日をかけて 転がってゆくのも いつもの通り 閉じられたドアは 閉ざした自分 窓の額縁が 滲んでゆく 守るってなんだか分からないけど 守られてるのと同じみたいだった 空き箱をひっくり返されたように 重力を失った今 何もかもが白く見えた ベッドから見上げる 天井のシミは 何も喋らない 獣物(けだもの)の気配 見慣れてた模様が 目配せをしていた 二度とは戻れない 二度と戻らない 祈るってなんだか分からないけど 祈ってもらえてる気がしてたよ 解き放たれた星のように 引力を失った今 何もかもが白く見えた