何かをなくしたあの時 頬に流れた涙は なぜか心地いい 南からの風が吹き飛ばした 風にさらわれた涙は 僕の気持ちも奪って 爽やかな空の雲に 誘い込まれるように消えた そのとき優しい記憶が 蘇った気がして 今までの嫌な気持ちに 別れを告げた ああなんで今まで 気づかなかったんだろう あの頃の灯火を 忘れたことが悔しくて 誰かがくれた 喜びと悲しみを これからは忘れず 離さずに羽ばたいていこう 不吉な予感がしていた あの時の思い出さえ 今は笑い合い 楽しむためのおつまみにできる 誰かを温めた頃に 消えてしまう灯火は なぜか切ないと感じるけど そういうものなのさ だから今まで後悔 たくさんしてたけど 今までのその全てが 今を作ってる ああなんで今まで 気づかなかったんだろう 全てのものに感謝を 忘れないということに 誰かの心に火を 灯せるのなら どんなに長いトンネルでも 突き進まないとね ああなんで今まで 気づかなかったんだろう あの頃の灯火を 忘れたことが悔しくて 誰かがくれた 喜びと悲しみを これからは忘れず 離さずに羽ばたいていこう