満員電車の舌打ち 揺れる車内踏まれた右足 転んで擦り剥いた傷 見ず知らずの喧嘩が響いている いつものことさ 何ともない 明日になったら忘れてるから そういやずっと観たかった 映画はもうやってないらしいな つらくなんかない つらくなんかない でも顔を合わせてしまったら 涙こぼれる 今夜もきっと月が綺麗だ あなたのそばにいたいのは あなたの為とか優しさじゃなくてさ わがままな僕の為だったのに もしもそれがあなたの 為になれるなら どうか無理しないように笑っていて あなたの涙は僕の痛みだから 「頼りないけど」 なんて言いやしないよ 弱いあなたの強さを知っている僕を 頼りにして ときには好きなものでさえ 好きでいられない日もあるって なんて最低なんだって 買ったばかりのアイスは溶けていた いつか薄れてしまうのかな 空気のような関係とか言って 当たり前に甘えてしまわないように たまにはね、 見知った喧嘩もきっと必要 もうつらくない もうつらくない ただ顔を合わせているだけで心が 晴れる 曇りの日でも月が綺麗だ あなたのそばにいたいから あなたの為には何が出来るかな どれほど考えてもわからないけど この悩みがあなたの支えになるなら 笑ってよ あなたの笑顔がなければ 僕は心から笑えやしないから 結局また僕のわがままだけど 許してくれよ せめて僕はどんな時も 笑っているから 「頼りないけど」 なんて言いやしないよ 弱いあなたの強さを知っている僕を 頼りにして 月が綺麗だ