やけに懐かしい 色に照らされて みんなどこかに 帰っていく 「バイバイ」「またね」 5時半の知らせ 聴こえないふりで 1人あてもなく 今日まだ何も食べてない どうやって笑ってたっけ ねえ どうやって歩いてたっけ 自分勝手に伸びる影 空が優し過ぎて また そうやって下を向くんだ まだ 茜色 やけに冷たい 風に押されて みんなの背中 遠ざかってく 「ただいま」「おかえり」 窓越しの灯り 見えてないふりで 1人 歩いて 今日まだ何も食べてない どうしたって笑えなくって ねえ どうしたって進めなくって ゆらゆら燻る 胸の火は 空の色に混ざって もう いいかって 溶けていくんだ ああ 茜色 もっともっともっともっと って 食べきれやしない 大空を吸い込んだあの日 もっともっともっともっと って お腹いっぱい笑い合った 味が恋しいんだ もう何年 忘れてたっけ 見上げなきゃ見えない風景 茜が寄り添う藍色に 静かに光集って いま 空を繋いでくんだ 「まだ 終われない」 こうやって笑ってたっけ ああ こうやって歩くんだっけ 誰かと眺めたい景色まで いいかい? 遠回りしたって 星空へ連れていくんだ この茜色
