なんでやねんが聞きたいよ どないやねんが聞こえない もうええわと言いたいよ やめさせてもらうわ 言わないで 今日もネタの練習 すべってたちどまる なんどもなんども すべって転んで 出番前 壁の前、ふたりで練習 思うようにいかない、 そんな日がたまにある 頭の中でなってる誰かの笑い声 誰もいない壁のまえ、ふたりで練習 だって僕たちはたしかに聞いたんだ この壁の向こうに 笑い声を聞いたんだ 肌寒い秋、炎天下の夏、 今日もふたりきりでネタの練習 文句は言えない、言わない、 誰にも頼まれず 好き勝手にやってるから この壁をこえたら、 笑い声のするほうへ 笑顔のお客さんのもとへ きっとたどりつく この壁を乗り越えたら、 あなたへたどりつく だって僕たちはこの壁の向こうに 笑い声を聞いたんだ 大好きな先輩やめてった、 才能ある後輩やめてった、 仲が良かった同期もやめてった 文句は言えない、 僕たちは所詮誰にも頼まれず 好き勝手にやってる だけどこれだけ聞かせて、 最後の確認 新しい世界へ旅立つあなたに確認、 あなたも壁の向こうに 笑い声を聞きましたか あなたが別の世界で 生活をはじめても きっとまた 大きな壁がやってくるでしょう そんなときは思い出してほしい 頭の中で鳴っていた笑い声を 立ちはだかる壁を打ち砕けば そこできっと僕たちが待っている そしたらあの日のように 笑いあえるさ あなたが壁の向こうに 笑い声をたしかに聞いたのなら なんでやねんが聞きたいよ どないやねんが聞こえない もうええわと言いたいよ やめさせてもらうわ 言わないで