風がぬるい 午前二時の三宿通り。 心踊り、 何度ここを走り抜けた…。 「坂道を下り見える家の 屋上で星でも見ようか?」 そんな他愛ない話、 楽しくて仕方なかった。 今は涙流すことも、 その自分に浸るみたいで 素直に出来なくなったことが 馬鹿みたいだ。 明日がそう、 明るい日と あの時は二人信じてた? 眠れない夜は君のことを 想い過ごしていた。 少し暗い帰り道の山手通り。 心揺れる… 刻を戻せば、戻せれば… 「愛を幾つも知るなんて 虚しいだけ。」と叫んだ。 今は涙流すことも その自分に浸るみたいで 素直に出来なくなったけれど 切ないんだ。 君が居なくなるこの街 嗚呼、世界がすべて沈む 悲しみよりも深い痛みは 言葉に出来なかった 「ららら ららら。」