今日、太宰を読んでたら 文字の羅列が君の顔を成している様に見えました。 俺はまだ忘れてない青春予定調和のシーン。 赤みかかったフィルム風の記憶。 曖昧に変わる思い出の中で黄金期をむかえていた俺が 今になればなる程、うらやましい。 あの頃の写真の上の方に開いた 画鋲の穴の奥をのぞく。 あの頃が見えてきそうでたまらない気持ち、 簡潔に書いて1コードの曲にした。 その曲に合わせ鳴る心臓が32ビート、 ローがハウってセンチメントが逆流していく。 でも、曖昧に変わる思い出の中で 黄金期をむかえていた俺を、追いつづけている。 ずっと追いつづけては追いつづけていく、 新しく思い出を更新する作業。 それは変わる変わらないの問題じゃなく、 回想の中で苛立つ位笑っている自分からの卒業。 もう1人の自分からの卒業―――――――‥‥