君の瞳の奥見つめる私に 気づかないふりして汚す 君の窮屈に隙はなくて ずるいよ、誤魔化せないよ 後ろめたさに私を包んだ君は いつ終わってもいいと、青白い 罪の音、喪失感、諦念なんて ずるいよ、たまにはいいじゃない まさか期待した、なんてことはない 抜け出せないぬくもりに 酸味をあげる そんな心雨、溜めたりしない すれ違えない春と秋に私、紛れて 誰と出会っても好き(隙)を重ねる 私に 君の優しい愛(哀)が見えて、結んだ 成り行きに任せる重力は ずるいよ、そのまま落ちてゆく 苦しくなって吐き 出せない息に噎せた 見透かされた奥の糸を何も 変わらない感情で 盗んでいって振り捨てた力を抜けば 浮くのに 必死にもがいて必死にもがいても 愛せない、愛さない