陽だまりの窓辺から 凍える街並 見下ろすの 淋しさも 憎しみも ガラスの向うの物語 そうね 世界中が他人(ひと)事なら 傷つかずに過ごせるけど 心ごと 生きてゆきたくて 楽園の Doorから… ひとり 冷ややかな 階段を ざわめきの海へ降りてゆく あこがれと 哀しみが ぶつかって もつれる街角 そうね 人の波にまきこまれて 遠回りでもかまわないわ 一歩ずつ 強い優しさに 近づいてゆきたい… いつも 青空がまぶしくて 私はこんなに小さくて だけど 人の波に流されないで まっすぐ前に歩けたなら いつの日か 陽だまりのような あなたを抱きしめたい 新しい靴は少し ぎこちなくて かすかな痛み ひきずるけど 一歩ずつ 履き慣らしてくわ あなたに近くなるために