やさしい雨が この窓をたたいて 甘いささやき 時をきざむ 重ねたくちびる そっとはずして ほほつたう涙 指でたどう 強く抱けばこわれちまうような 細い肩がふるえていたのさ 出逢った時から みつめていたのさ お前の笑顔を追って ああ なんて 素敵な夜なんだろう そう お前が 腕にとけはじめたのさ やがて来る朝は 雨音を忘れて 大都会目覚める 風を運ぶ 昨夜のエンジェル この胸にもたれて さしこむ陽ざし まるで蜃気楼 すぎた時を忘れちまうほど ささやいた夢 感じてたのさ 裸の胸にくちづけを One more time お前の寝顔やさしく ああ きっと ありふれたヒーローのつぶやき そう そいつを 俺も演じはじめた ああ なんて 素敵な風なんだろう そう 時が 甘く流れはじめたのさ