Track by南 沙織
街に粉雪ふれふれ 屋根に窓辺にふれふれ 過ぎた恋 思い出を 消すまでふれふれ さびしい私を訪ね 扉を叩いた人を ひと目で愛した私 楽しく暮らした春の日 馬車は毎日行くけど なぜかあなたは来ないの わけもないさよならが 私を泣かせる 顔に粉雪ふれふれ 胸の奥までふれふれ 哀しみや傷あとを 埋めてふれふれ 毛皮にくるまりながら すごしたあのクリスマス 何度も迎えることを ひそかに祈っていたのに 冬を待たずに終った 白いやさしいあの恋 降りつもる粉雪を 見つめてる私