書きかけの手紙に名前を書いてもさ 街の景色を言葉で殺さないで。 大好きな君への想いは溢れ飛んで (ちゃんとこっちみて話してよ 心をみてもいいかな?) 昨日の続き、出切るくらいならさ きみの言葉がきっと ずっと好きだろう。 きみの曲を作ろう きみのことを歌えば 明日好きな人を歌っても ずっときみを忘れないよ。 戻らないよ、 きみと出逢った曲も愛したその声も 戻らないよ、 声が宙に舞い高く消え ぼくのもとへ届かないから。 掘り進めて見えた きみの本当のダイヤモンド ちゃんとぼくはここで見ていたよ 言い訳はできないよね 届かないよ、 悪夢じみた言葉も空の笑顔さえ 忘れないよ、 ぼくたちの進む道は 孤独だって笑えるかな。 『蛍狩り』 もがり笛が聞こえた午前0時。 こわくないよ、こわくないよ、 こわくないよ。って言った。 朝起きて、 ぼくの顔思い出せなくて、 紙切れに、震えを刻んだ。 さようなら、さようなら、 さようなら、さようなら。 処刑台に浮かんだ蛍。 明日死んでしまうぼくは その緑に溶けてしまいそうだ。 川が近いのか。幻なのか。 蛍の踊りがぼくを誘った。 汚れた布切れを身に纏ってから、 もう18年ものあいだ 息をしているぼくは、 裸の姿で美しく揺れて 数日間息をしたきみを。 この薄汚れた ぼくの両手で捕まえて、 柔らかく握ってみせた。 ぼくは明日の夜 ここで死んでいるらしいし、 きみも輝きをなくし、 朽ち果てた杯の姿に なっているだろう。 ぼくは、 家畜の肥料にでもなるだろう。 きみは、 大地の養分にでもなるんだ。 輝きを放て。 輝きを放て。 裸になった人間は 唄うことができるんだ。 輝きを放て。 輝きを放て。 裸になった人間は 笑うことができるんだ。 ぼくは死ぬことが 怖くなってしまった。 せめて大人になりたかったんだ。 薄汚れた布切れにも 放つ光はあるのか。 光はなくとも、輝きはあるのか。 きみみたいな終わり方をしたい。 夜が明けて、 きみの光が見えなくなったとき、 次は、次はぼくの番だ。 輝きを放て。 輝きを放て。 輝きを放て。 輝きを放て。
