溢れ出したら止まらないからまだ迷ってる 声に出したら戻れないからまだ黙ってる 歩幅は躊躇いにつられて 重たいリズムを刻んでる 言葉は静かに息をして 心に委ねてる 浮かんだ月は 雲間から白い光 放ってる 心に音を立てるように 夜風が今、そよぐ 話したい 話せない 思い出が喉元を塞いで 言い出せないまま歩いているんだ 手のなる方へ 月明かり 降り注ぎ 僕らの最後を照らすように 次の台詞を待っている 黙ったまま 思えば交わした約束も 叶えたことにして生きてる 遠くを眺めていた君を 見て見ぬふりをして いつかこの場所で見上げて見惚れた月は 変わらないままで光ってる 光っているのに 話したい 話せない 思い出が喉元を塞いで 言い出せないまま歩いているんだ 手のなる方へ 月明かり 降り注ぎ 僕らの最後を照らすように 次の台詞を待っている 夜を揺らす 喉を震わす