僕が残した 気の抜けた缶ビール 君はひとくち飲んで笑った 真夜中の二人 かきあげた やわらかな前髪が スローモーションでおりてくる 真夜中の二人 別れた頃より 君は また綺麗になった 愛することのほかに何があると まわりみちばかりしている 昔みたいに一緒にいようと 言えたらいいのに 送っていこうと コートを着ると 優しいのねって ちゃかされた 真夜中の二人 霧雨の舗道で タクシーを待ってた 愛してるだけで なぜいけなかった つまらない大人になったね いなくなる君の肩幅の分だけ もうじき風が吹く 愛してるだけで なぜいけなかった つまらない大人になったね いなくなる君の肩幅の分だけ もうじき風が吹く もうじき風が吹く