空き缶を蹴って からからと鳴って どこかへ転がって 見えなくなるまで 夜の裏路地 歩いて一人 五度目くらいの 大きなため息 見えないところで 虫たち大合唱の 音だけ聞こえる 足元を見遣る 空き缶を蹴って からからと鳴って どこかへ転がって 見えなくなるまで 空き缶のように 僕は空っぽみたい 穴が開いたみたい 何も溜められない 見えなくてもいい 聞いてほしい 言いたいよ 身振り手振り 僕はここ!もう一度! 僕はここ!もう一度! 僕はここ!もう一度! 僕はここ!もう一度! 僕はここ! ディストーションかかってるみたい だ ロスト、テンション患ったみたいだ 何度言えば、あと何回言えば ため息、もう六回目かな? 空き缶を蹴って からからと鳴って どこかへ転がって 見えなくなるまで 空き缶のように 僕は空っぽみたい 穴が開いたみたい 何も溜められない 空き缶を蹴って 空き缶を蹴って もう一度 空き缶を蹴って からからと鳴って もう一回蹴って 何処かへ転がっていくまで