騒々しい8両列車が 私の前を通り過ぎる 開かない遮断機 進めない私 終わりは一瞬で呆気ない 最後の言葉も味気ない 伝えたいことはたくさんあるのに どうして突然いなくなったのって 君にとっては突然じゃなかったよね 君がいなくなってから 私は大人になって 君がいたあの日のことを 思い出してるよ こんな私でごめんね 忘れられなくてごめんね 笑い飛ばしてよ 揺らめく赤い警報機は 鳴り止むことを知らない 一緒に過ごした街 歩いた電車みち 前を歩いて振り返る君を 思い出して蘇る日々 無駄に良い記憶力は厄介で 君の苦しさに 気づけなくてごめんねって 今更言ったところで遅いよね 君がいなくなってから 私は大人になって 君がいたあの日のことを 思い出してるよ どんな人でも敵わない 君以上はいない 呆れちゃうよね どうか私といた日々が 無駄ではありませんように 今日も君が幸せでありますように 君がいなくなってから 何年が経ったかな 君がいたあの日のことは 思い出にするよ なんて言えるはずがない 忘れられない 君がいなくなってから 私は大人になって 君がいたあの日のことを 思い出してるよ こんな私でごめんね 忘れられなくてごめんね 笑い飛ばしてよ