静かな月明かりの海に 貴方は白いボートを出す 二人だけ皆(みん)なから別れるのは 今夜が始めてだから 少し途惑うの 入江の燈台から 光は届くけれど 貴方の心だけが 見えない 右から私の肩 やさしくそっと抱いた お願いこれ以上は 離れて 夜風は貴方の耳元で 秘かに愛の言葉急(せ)かす 誰よりも我儘(わがまま)な人だけれど いつも近く側に居て 貴方だけ想う 去年の夏は少し 早目に過ぎたけれど 今日まで長い時間(とき)を 感じた 彗星愛の行方 答えず走り去って 波間に俯(うつむ)く影 浮べる 本当は僕のこと 好きになって ほしいと言う 貴方のために もしも 貴方が望むならば 心の痛みさえも忘れる 今年の夏は少し 早目に訪れそう 眩しい愛と夢を 運んで 貴方のために もしも 貴方が望むならば 心の痛みさえも忘れる 今年の夏は少し 早目に訪れそう 眩しい愛と夢を 運んで