「たまに使うんだよね」って言って 洗面台に置いてあった あなたには白すぎる化粧下地も あまりにも得意気に言うから 私結構信じていたけれど あの部屋には クレンジングは元々 置いてなかったなぁ あなたがいつも捨てていた ヨーグルトに浮いた透明 その名前は 今頃他の誰かに聞いてるのかなぁ 雨が止まないなら一緒にいようって そう言って私を包むあなた その時間だけで良かったのになぁ もっと早く生まれたかった 私こんな歌を歌いたかった わけじゃないの あなたを初めて歌うのに 幸せな歌じゃななくてちょっと嫌よ そんなこと言わせないで あなたのこと好きだった みたいじゃない 私を忘れたあなたを私は 忘れないでしょう 夜が寂しくてよかった あなたのおでこに唇を押し当てた あの日のことも全部思い出せるから 暇になったらいつでも電話してね なんて絶対に言わない かかってくる保証のない電話を 待つことになるのだから もっと素直に生まれたかった 私こんな歌を歌いたかった わけじゃないの あなたを初めて歌うのに 幸せな歌じゃなくてちょっと嫌よ そんなこと言わせないで あなたのこと好きだった みたいじゃない 私を忘れたあなたを私は 忘れないでしょう