扨は地平に響く歌 殊更にあおる永遠の中で 絡まってる 果てはこの手にしたい物 ありふれた表情(かお)で語りかけ る 愛の融和 吹き抜ける風の仕草で 何かが描かれようとしている それを見ている瞳に目的はない 眠る猫の傍で 明け方を告げる前置きのない旋律 やがて 何一つ不条理じゃない 君と生きた世界なら やがて 実に秘密の果実は甘い 咎に満ちた未来から 彼方へ やがて 時は折しも今しがた 陽炎に揺れる「おはよう」の声 誰の言葉 気の抜けた炭酸水の深淵 何かが描かれようとしている 夕暮れに紛れた紙芝居のエンディン グ 物理学者のくたびれたジャケット 叩かれた文字が微笑みを浮かべド やがて 決められた物語(ストーリー)はな い 時を真似た光さえ やがて さも未踏の大地は暗い 今は過去を捨て去って さながら やがて やがて 何一つ不条理じゃない 君と生きた世界なら やがて 実に秘密の果実は甘い 咎に満ちた未来から 彼方へ やがて