君が目をつぶる頃 僕が部屋の鍵を開ける 冷蔵庫の音だけがいつも聞こえる ただ抱き合う二人に色が消え 失せてゆく 仕事だというなら会話にならない いつも鮮やかな記憶を頼りに 追われるばかりの時間を戻して 何処かに置いてきた愛のかけらは 君に見つけられずに 僕の中で形になった 今更溢れ出す僕の心が壊れて 穴があいて 言葉が生まれた 自分の事ばっかりいつも 考えていたわけじゃないけど どうにも為す術が無い いつでも綺麗な思い出の中で 笑顔の向こう側 影がかかってた 君が隠してた愛の悲しみは 僕には気付かれずに ただ待って待って待ってたんだ 二人が離れてく 遅すぎた言葉は はぐれた恋心にただこぼれ落ちる どこかで無くした愛のかけらを 二人は取り戻せず 満たされないままで 今更溢れ出す 僕の心が 壊れて穴があいて 乱れてまた戻って 僕はまた一人になった