. 時の流れがそっと 街路樹を染めるみたいに あの人の心も変ってゆきました もうすぐさよならの日が 来るのは分っているけど 今でも信じている あの日の温りを 愛はいつだって 仕方なくこわれてゆくけど だまされて捨てられた訳じゃない そんなふうに云ったなら 笑う人もいるけれど 人を信じられない人よりは幸せ もう逢えなくなるのが そんなに今は恐くない 心のどこかでまだ 信じられないのでしょう 電話でさよならを 云って欲しくはないのです 受話器を置いたあとの 淋しさが恐いから 愛はいつだって 仕方なくこわれてゆくけど だまされて捨てられた訳じゃない 同じ事といいながら 誰かが笑っているけれど 愛を信じられない人よりは幸せ 愛はいつだって 仕方なくこわれてゆくけど だまされて捨てられた訳じゃない そんなふうに云ったなら 笑う人もいるけれど 人を愛せない様な人よりは幸せ .