赤い規制 未来への渡航権 幾度目 最果て 触れる 破壊して 掬い上げ 堕ちた すべて 形 置き去りにして 回帰性 夢見た レコード この怪奇的有機物の無放地帯 廃棄され とめどない 途方へ すぐに 消えてしまう 正しい燭台の その奥に 響き始めた 偽りの雨 消えた地平線 指先が触れたら 傷のない完璧な世界 域を解いて きっと 癒えない未来の 秘密をひとつ齧って それだけで救われていく そんな気がした スケルトンブルーの教科書 祝祭 聴こえる 壁の向こう 怠惰な亡骸 抱いて ああ すぐに慣れてしまうだろう 記憶の再生 デリート 会期に 届かない フレーム 偽装した旋律 絡まり いつか 踊り始める Shall we dance? 消えた平行線 首筋に刺さって 罪のない完全な擬態 羽を広げたなら 見えない痛みを 砂漠にすべて隠して 終焉染める夕景に 揺れる君を見た すべてこの手のなかで 廻り続けるだけならば 今すぐに息の根を止めて いつか僕らは気づく この境界線の果てまで 届かぬ声だと そうだとしても