水着が濡れて 体の線が出ると あなたの前を通る 瞬間がはずかしい 渚を遠まわり 気づかれないように パラソルへ戻って来る はじめての夏 二人だけのバカンス とまどうことばかりで 海辺はまぶしすぎる あなたも照れかくし 文庫本を開き 砂まじりで読んでいる ほんのり 退屈 心は 燃えても 泳いで だるくなった体 眠くなりそう 恋してるのに のどかな風が 二人にささやく時 乾きかけた髪の毛 そっとふれたい気分 背中についた砂 はらってあげるのも まだまだ遠慮がちだわ ほんのり 退屈 それでも しあわせ 二人で 腕まくらしてると 眠くなりそう 恋してるのに ほんのり 退屈 心は 燃えても 泳いで だるくなった体 眠くなりそう 恋してるのに