白い息が宙にほどけて 凍る街に君を見つけた 微笑んで手を振る姿に 足を止めた心 震えてた 雪明かりに揺れる声は 鈴の音みたいに弾んでいた 無邪気な笑顔ひとつで 何度 闇を照らされたんだろう 君に似た影を見つけるたび 胸の奥で心がきしむ ガラス細工の思い出を 壊せず抱きしめたまま もしもまた冬の夜に会えたなら 白銀の街で泣いてしまうだろう 凍えた心に触れた記憶が 今も溶けずに残っているから 粉雪が頬をすり抜けて あの日の笑顔を映し出す 言葉よりも深い沈黙に 胸の奥がまだ疼いている 君に届かない想いでも 夜空の星に溶けてゆく 凍りついた心のままでも 君を想う光は消せない もしもこの冬を越えても 君の記憶は消えはしない 揺らぐ息さえ 君の温もり 永遠に抱いて生きてゆく I will always think of you.
