生まれ変わる世界が 眠る時を照らして 解けてゆく雪の中 白い花を探した 夢から醒めた 風が木漏れ日を揺らして 季節が変わってゆく 光だけを残して 流されてく景色に 沈んでいった祈りに 意味が無いというなら 紡ぐ歌も無いでしょう 忘れていたの 時が過ぎたこと あなたが もう 届かぬところに居ること 通り過ぎた記憶を集めて 開くことのできぬ蕾のように 春は遠く ゆくあての無い光の中で 溢れる言葉を飲み込んで 零れ落ちた時間を集めて 終わることのできぬ映画のように 他人事に思えた涙も 正すこともできず重ねる嘘も 赦されてく 注ぐこと無き光の中で 溢れ出す言葉を芽吹かせて 色づく