ずっと微かに見えるのは 僕の反証のようだ 形のない人 愛の成れ果て 鼓膜を震わせる音や 心を突き飛ばす声が 感動の基準 産まれた理由 鉛と揶揄されるような この僕の怠慢を どうか消し去ってくれはしないか また何処か誰かの眼 酷いね ただ待っていたって変わらない現状 行動だけひとりで空回り きっと言葉に詰まるのは 僕が不器用なせいだ いつかの曇天に 意味なんて在りはしないが 正しく生きるため 何かを失くすのが怖くて 涙を堪えた 夜が明けるまで 本当の事を話すのが怖い そういって僕らは逃げていたんだ 愛すべき脆弱性も希望 鏡の前で泣いている君を 遠くから眺めるだけのような この僕に何ができるだろう ね きっと言葉に詰まるのは 僕が不器用なせいだ いつかの曇天に 意味なんて在りはしないが 正しく生きるため 何かを失くすのが怖くて 涙を堪えた 夜が明けるまで この声の先へ 何かを伝えられるような気がした 誰かを愛したことがある それだけでよかった この夜の先へ まだ白い朝焼け