半直線のうた

歌詞

今日もここにいるの 重なった入道雲 僕は動かない 見つからない空気になってんだ 錆びた石礫 遠のく呼び声 100年後に開くらしい踏切 その向こう 単調、そんな延長 そう遠くないままの日常 変調、日照、齧っては投げた水蜜桃 半直線のうた 半覚醒のまま 僕が見えないの 知らないの 当然さ ヒナゲシ色褪せ、天気雨 またね 100年後に開く 踏切前 ずっと前からここは 近づくほどぼやけ 切れ端の言葉で 目が醒めるのを待つ 数億通りの試行 畢竟それが海馬の仕様 永久未来の遺構 そこには いるのかな 往来、注文通りの詩と 一方的な合図が鳴って なくなって 思い出せなくても 半直線のうた 半覚醒のまま 通り過ぎて行った 半直線のうた