ウェイバー 季節を連れて 波はどこへいくのだろう 届かない夏を数えている ありふれた想いも 問いかける昨日も 伝えられないままで 僕らは息をする どこにいるかわからなくて 揺らいで揺らいで 祈る 彼方に消えるシーライン ウェイバー 季節はズレて そっと花を咲かす 通り過ぎる雨と 追い風の行く先を いつまでも追い続けた 幼い頃のように 「どこにだっていけるさ」 描いて描いて 走り出す 鮮やかな夢のなか ぼやけた君を見ている 一筋の涙が伝っていく 気まぐれを誘うように 海が鳴いてるから ひとりごちる感傷に縋って 待ってなんて吐いている