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目ざましのベルが鳴ったら・・・ あのひとの腕枕と 毛布の谷間を 抜け出したなら 束ねた髪をときながら 鏡を前に ひとりごと これから 始まる 今日一日を 演じるために・・・ 背中で鳴るラジヲの 時報を聴きながら あふれんばかりに 揺れる 木もれ日を 手のひらに 集めるの・・・ くぐり抜けた恋の数は あなたには 倍もあるから 揺るぎない胸の 落ちつきさえも 物足りなくて 静かな そのとろ炎で あぶり出す 思いを 時折り炎に くべる指先に いとおしく 口づけて