何が嫌って、 その顔がその心が消えないのが ありもしない妄想を並べ きみは僕の中、未だ生きてる 何が嫌って、 その顔もその心も愛しいのが 手遅れだって気付いても きみのすべてを毒占したいの 「ずっと好きだよ」 「もう離さないよ」 僕が歪むよ 眠ったきみ眺めながら ヤイヤイ声を枯らしても もうどこにもきみの穴はナイナイ アンアン喘ぐその声を ねえもう一度聞かせてくれないか 「さらば愛した人」 何が好きって、なにもかも その下手くそな騙し方さえ 閉じた両目で感じるほど きみの笑顔が焼き付いてるんだ 「死ぬほど好きさ」 なんと愚か、嗚呼 僕が溶けるよ 眠ったきみ抱き締めながら 散散抱いて疵付けて 僕はきみの縫い方を知るんだ 段々きみが壊れてく もう誰にも直せなどしないな ヤイヤイ声を枯らしても もうどこにもきみの穴はナイナイ アンアン喘ぐその声を ねえもう一度聞かせてくれないか 「さらば僕の、僕を愛し、 僕が愛した人」