静けさの中 情報は 空気に混ざってる 駅の改札は 顔認証だけ コンビニは 無人化されてしまった それでも 誰かの名前が 呼ばれてる 会計士も 教師も アルゴリズムに変わった 医者は 診断AIに 置き換わった 相談も 通訳も 「最適化」された でも 涙の理由は 答えられない 君の心だけは 誰にも作れない コードじゃ埋まらない ぬくもりの記憶 効率じゃ見えない まなざしの色 それでも 君は ここにいる ニュースは 動画から 自動生成され 工場のラインは 止まらず動いてる 農業も 物流も すべて自動化されてしまった でも 空の青さは 記憶の中にある AIが 答えを並べても その隙間に 君のため息が響いてる 調べ尽くされた世界の中で 答えにならないものが 動いている 君の心だけは 誰にも作れない 失われた声を 拾い上げる手 未来を怖がる 誰かの背中に そっと触れる その温度だけは 世界が変わっても 君が変わらないことで 救われるものが 確かにある AIがすべてを知っても 「知らなくてよかったこと」は 君が守っている
