満員電車に揺られながら ふと君の事を思い出した 涙がこぼれたから恥ずかしくなって 眠い目こするみたいにごまかした 去年の今日には君と2人 夜景が綺麗なテラスの席 空になったグラスに カメラを立てかけ 2人の思い出残していました でもそうか もうあとの祭り 君がいなくなったあの日から 何よりも悲しかった事は 今日食べた夕飯が美味しかったと それだけの事を伝えたい人が いなくなったこと 今更、こんな曲を書いてさ 君はきっと鼻で笑うことでしょう 「愛してた」と僕が歌ったところで あとだしの愛は ひきょうなやり方じゃ 君に届かないよな いつから2人は 愛という気持ちの窮屈さを 感じてしまう事が増えたのかな いつから君の「大好き」を 素直に受け取れなくなっていたかな 君がどうして泣いていたのかも どうして嘘をついたのかも どうして最後なのに 笑っていたのかも 今気づいたんだ どれも君の優しさだったこと 君がいなくなったあの日から 何よりも悲しかったことは 今日食べた夕飯が美味しかったと それだけの事を伝えたい人が もうどこにもいないこと あとだしの愛は ひきょうなやり方じゃ 君に届かないよな