変わらぬ朝を迎えるだろうと 思っていたんだ 焦りと混沌が混じった声を 耳にするまでは 昨夜の会話が最期だと 誰も思ってなかった 確証のない「大丈夫」を 過信しすぎたからだ 意見合わなくて喧嘩したり 「ごめん」を意地張って 言わなかった ウザイ大嫌いなんて事も 思っちゃったりしていたよ だけど 自分の思いとは真逆の愛情だったと 知った時には貴方は居なかった 消えてから気づく大切さ 溢れ出る「ああしたら良かった」 どれだけ涙こぼそうが 時計は進む無情さ 貴方と取り替えられた この虚無感を遺し 空へ舞っていく 霞んで戻らぬその背中に 「ありがとう」と言わせて 変わらぬ心であり続けると 思っていたんだ 自信と誇りを無くしたと 目に見えてわかるまでは いつもそばにあった温もりが 感じれなくなって メッキに覆われた心は 知らぬ間に朽ちていった 「本心をさらけ出してくれ」と 誰から言われてもしなかった 平気なフリをしていることが 正解だと思っていたの だけど 自分の思いとは 真逆の不正解だったと 知った時には私はいなかった 消えてから気づく脆さと 溢れ出る「嗚呼しなきゃ良かった」 どれだけ弱音こぼそうが 時計は進む無情さ 私と取り替えられたこの限界に 気づく事を待っていた 勘づかせてくれた貴方に 「ありがとう」と言わせて 今はもう届かない想いを この唄に乗せて